センターからのお知らせ

2021年度 第7回 オンライン観光創造フォーラム開催のお知らせ(終了)

観光学高等研究センターは2022年1月15日(土)に第7回オンライン観光創造フォーラム「資源の活用促進と保全から見るオホーツクの流氷観光の現在・過去・未来」を開催します。どなたでもご参加いただけます。奮ってご参加ください。

「資源の活用と保全から見るオホーツクの流氷観光の現在・過去・未来」

◉趣旨:

 北海道のオホーツク海沿岸には、毎年冬になると北方から流氷がやってきます。この流氷は、現在では冬の北海道を代表する観光資源とプラスに評価されていますが、かつては紋別市において「白い魔物」と呼ばれるほど、とくに地元の漁業関係者にとっては日々の生業に実害を与えるマイナス評価の存在でした。しかし、流氷画家と呼ばれた村瀬真治や流氷まつりを関係者とともに提唱した田中峰雲、さらに自然科学の側面から流氷の生態的な価値を実証した青田昌秋らの取組みなどによって、流氷は資源としての活用が促進され、その価値が徐々に形成されていったのです。そして今、昨今の地球温暖化による気温上昇によって、北海道の流氷は「絶滅危惧種」と呼ばれるほど中長期的な減少・消滅リスクに晒されています。そのため、マイナスからプラスに価値が向上・定着した流氷に対しては、「オホーツク流氷トラスト運動」という流氷保護のための環境活動が展開されています。こうした背景に基づき、本フォーラムでは、流氷に対する評価価値の変遷過程について、現在・過去・未来の時間軸から議論していきます。

 

◉主催:  北海道大学 観光学高等研究センター

◉日時:  2022年1月15日(土)13:30 - 15:00

◉会場:  オンライン(Zoom)

◉参加費: 無料(事前申込制)

◉定員:  40名程度

◉内容:

 ・趣旨説明  福山 貴史 (北海道大学観光学高等研究センター・博士研究員)

 ・講話その① 「2人のキーパーソンから流氷観光の起源を探る」

        小林 健一 氏 (紋別市立博物館・業務係長)

 ・講話その②「流氷から地球環境変化を考える」

        高橋 修平 氏 (北海道立オホーツク流氷科学センター・所長)

 ・ディスカッション・質疑応答 

        パネリスト・参加者全員

◉お申し込み方法:

下記フォームよりご登録ください。申込締め切りは2022年1月14日(金)です。

https://zoom.us/meeting/register/tJUudeuqrj8pE9UK9C5ltZ1lD8U2DWhLXGt5

 

◉お問い合わせ先:

 北海道大学観光学高等研究センター online-forum(at)cats.hokudai.ac.jp 

 *(at)部分を@に置き換えてご送信ください。

 *タイトルに「観光創造フォーラムについて」と記載してください。