観光学高等研究センターは11月11日(木)に第2回オンライン観光創造フォーラム「アイヌ民族と文化交流としての観光の新展開に向けて」を開催します。
どなたでもご参加いただけます。奮ってご参加ください。
「アイヌ民族と文化交流としての観光の新展開にむけて」
〇 趣旨:
現在、北海道でアイヌ民族やアイヌ文化がかかわる観光振興が進んでいます。2019年にアイヌ民族を先住民族と明記したアイヌ施策推進法が成立し、2020年にはアイヌ文化の復興および普及のための国立施設「民族共生象徴空間(ウポポイ)」が北海道白老町に開設されました。また、アイヌ民族や文化をテーマとしたアニメ漫画や小説等の影響もあり、アイヌ民族や文化に対する社会的な関心が高まっています。こうした状況をうけ、道内各地では地域のアイヌ文化を核とした観光コンテンツの企画や観光プロモーションを進める動きが広がっています。
一方、マイノリティ文化を観光の文脈で取り上げる際、ゲストやホストには様々な立場が想定され、どの視点に立つかによって観光の意義も変化します。本フォーラムでは、アイヌ民族というマイノリティ集団の立場からホストとして観光の実務にたずさわった北原モコットゥナシ氏にご登壇いただき、文化交流を促し学びの場となる観光振興を考えるためのポイントをお話しいただきます。
〇 主 催: 北海道大学 観光学高等研究センター
〇 日 時: 2021年11月11日(木)18:30- 20:00 (18:00 接続開始)
〇 会 場: オンライン(Zoomウェビナー)
〇 参加費: 無料(事前申込制)
〇 内 容:
・講演 「マイノリティ文化観光と学び―アイヌ民族の事例―」
北原モコットゥナシ(北海道大学アイヌ・先住民研究センター 准教授)
・ディスカッション・質疑応答
〇 講演者プロフィール:
北原モコットゥナシ(北海道大学アイヌ・先住民研究センター 准教授)
専門は樺太アイヌの信仰、物質文化、口承文芸など。2005年から10年まで旧アイヌ民族博物館学芸員。体験プログラムや資料映像などのコンテンツ企画・制作にも従事。アイヌ文化発信空間ミナパ(地下鉄南北線さっぽろ駅)、ウポポイでの展示・体験学習プラン、道南バスによるアイヌ語車内放送、『アイヌ文化・ガイド教本』(北海道観光振興機構)の改訂・監修に関わる。
〇 申し込み方法:
下記フォームよりご登録ください。申込締切は2021年11月10日(水)です。
https://zoom.us/webinar/register/WN_c8hmXrU0R36grB7HJQdSAQ
〇 お問い合わせ先:
北海道大学 観光学高等研究センター online-forum(at)cats.hokudai.ac.jp
*(at)部分を@に置き換えてご送信ください。