センターからのお知らせ

2021年度 第1回 オンライン観光創造フォーラム開催のお知らせ(終了)

 観光学高等研究センターは1015日(金)に第1回オンライン観光創造フォーラム「祝!『北の縄文』世界遺産登録~北海道における縄文遺産の展開戦略を考える」を開催します。 

 どなたでもご参加いただけます。奮ってご参加ください。

 

  • 名 称:

「祝!『北の縄文』世界遺産登録~北海道における縄文遺産の展開戦略を考える」

  • 趣 旨:

 2021(令和3)年7月27日、ユネスコ世界遺産委員会において、「北海道・北東北の縄文遺跡群」が世界文化遺産に登録されました。この通称「北の縄文」は、豊かな自然の恵みを受けながら1万年以上にわたり採集・漁労・狩猟により定住した、縄文時代の人々の生活と精神文化を今に伝える貴重な文化遺産としての価値が認められたものです。

 この「北の縄文」に挙げられている北海道の構成資産は、千歳市以南の道南地方に集中しています。しかし一方で、北海道内には全域各地にわたって縄文遺跡が広く分布しており、「なぜ道南ばかり?」と不思議に思う方も多いでしょう。

 本フォーラムでは、こうした疑問に答えるとともに、世界遺産登録を契機に、そうした道内各地の縄文遺跡や関連する文化財の価値と個性が改めて見直され、魅力を放って活用されるにはどうすればよいか、そのための戦略を考える機会にしたいと考えています。

 こうした話題に興味をお持ちの一般市民の方々はもとより、多くの自治体関係者や観光事業者、研究者、学生さん方のご参加をお待ちしております!

  • 主 催:北海道大学 観光学高等研究センター
  • 日 時:20211015日(金)18:30- 20:30 (18:00 接続開始)
  • 会 場:オンライン(Zoomウェビナー)
  • 参加費:無料(事前申込制)

 

  • 内 容:

18:30-18:40 開会挨拶・趣旨説明  西山 徳明(北海道大学 観光学高等研究センター)

18:40-19:40 基調講演  青野 友哉(東北芸術工科大学 准教授)

19:40-20:20 パネルディスカッション「北海道における縄文遺産の展開戦略を考える」

        パネリスト 青野 友哉 / 小野 哲也(標津町教育委員会)/ 西山 徳明

        ファシリテーター 岡田 真弓(北海道大学 観光学高等研究センター)

19:40-20:20
 閉会挨拶  西山 徳明

 

  • 基調講演 『北の縄文』の世界遺産登録の意義と北海道のアピールポイント

青野 友哉(東北芸術工科大学 准教授)

講演概要:「北海道・北東北の縄文遺跡群」の世界遺産登録は、構成資産となっている17遺跡の価値と保護の姿勢が認められたのはもちろんのこと、「日本の縄文」の本質とその特異性が評価されたと言えます。つまり、皆さんの足元にある縄文遺跡一つひとつに価値があるということです。また、日本列島には地域色豊かな縄文文化圏がいくつもありますが、北海道には東と西に二つの文化圏があり、内容が大きく異なっていることを多くの人は知りません。講演では「縄文遺跡の世界的価値」についておさらいするとともに、私たちは17遺跡だけにこだわらずに地理的にも時代的にももっと広げて捉えることで、北海道の歴史への理解を深化させ、活用に向けた新たな発想が生まれることをお話しします。

 

  • 事例報告 標津遺跡群にみる根室海峡沿岸地域の縄文文化

小野 哲也(標津町教育委員会)

報告概要:根室海峡に面した標津町内を流れる伊茶仁川とポー川。この流域には、地表面からくぼみで観察できる竪穴住居跡群が無数に残り、大規模竪穴群「標津遺跡群」を形成しています。この事例報告では、標津遺跡群での長年の調査によって明らかとなった、根室海峡沿岸地域の縄文文化の特徴について紹介します。

 

  • 申込方法:

下記フォームよりご登録ください。申込締切は2021年10月14日(木)です。

https://zoom.us/webinar/register/WN_ihTw6EbbTlq5mkS5IyV9Uw

 

  • 問い合わせ先:

北海道大学 観光学高等研究センター online-forum(at)cats.hokudai.ac.jp

 *(at)部分を@に置き換えてご送信ください。

 *タイトルに「観光創造フォーラムについて」と記載してください。